消臭剤と脱臭剤の違い

消臭剤と脱臭剤の違い

ドラッグストアでは部屋などのニオイ対策商品として「消臭剤」と「脱臭剤」が売られていますが、この二種類は用途は似ているもののニオイに対して異なる反応をしてニオイを消し去るものです。

消臭剤はニオイを中和する

ニオイには酸性のニオイ物質が出しているものとアルカリ性のニオイ物質が出しているものがあります。
消臭剤がニオイを消すメカニズムは、酸性のニオイ物質にはアルカリ性の化学物質を吹きかけることで化学的にニオイを中和し、アルカリ性のニオイ物質には酸性の化学物質を吹きかけて中和することでニオイを消し去るものです。
このため、消臭剤をスプレーをすることで瞬時にニオイを消すことができ、特定の範囲だけを消臭することができるメリットがあります。
その反面、化学薬品が使われるので、乳児やペットや特定の物質にアレルギー反応のある方には不安が残ります。
また、アルカリ性の消臭剤であれば酸性のニオイには強力な効果がある反面、同じアルカリ性のニオイには効果が少ないという反応もあります。
これに対応するため、酸性のニオイとアルカリ性ニオイの両方に対応する両性消臭剤も登場しています。

脱臭剤はニオイを吸収する

消臭剤が化学物質でニオイを中和して消臭するのに対し、脱臭剤の基本はニオイ物質を吸収してニオイを無くすことです。
脱臭剤の代表的な商品は昔からある「炭」や冷蔵庫の普及とともに登場したノンスメルやキムコといった活性炭を利用した製品です。
これらの製品の特長は消臭剤がニオイ物質を化学薬品で中和して消し去るのに対し、空間を漂っているニオイ物質を脱臭剤自体の中に吸着させることで空間に漂っているニオイ物質を減らすものです。
これら脱臭剤のメリットは空間に化学物質を撒かないため、ペットや幼児の呼吸器や皮膚への影響を心配しないで済むことです。
また、化学物質を使わないので食品が露出している場所のニオイ対策にも安心して使えます。
その反面、据え置き型の脱臭剤は脱臭剤の周りを漂っているニオイ物質には有効ですが、広い部屋全体への効果を望む場合は何か所にも設置する必要があります。
また、炭の内部に全体の広い表面に吸着させるため、長期間にわたって効果が持続しますが炭の開口部自体は広くないので、瞬間的な効果は期待できずに効果が現れるまでに時間がかかります。
このような、脱臭剤の特長を活かした使い方としては冷蔵庫内部の消臭やペットや幼児が触れる場所に置く状久的な使い方や、書画・骨董などの化学物質との反応や影響を懸念する物品の収納場所への利用が考えられます。