換気と換気扇

家屋のニオイを防ぐ最良の方法は換気です。家の中に太陽の光が十分に降り注ぎ、絶えず風が流れるようにすることで、カビの発生を防ぎ家屋の中の嫌なニオイもなくなります。

意外な効果の高窓にアミド

換気をする時間の基本は日照のある昼間です。
家族が多く、四六時中窓や戸を開けておける家ならば昼間十分に換気することができますが家族が一人二人の場合は戸を開けて出かけるわけには行きません。
そんな時に効果のあるのが高窓です。
高窓と言うのは、普通の出入り口や窓の上に設ける30センチから45センチ程度の高さの窓です。
通常高窓から人が出入りすることは考えられないので、不安な場合はルーバーを組み合わせすることで外出時にあけておいても泥棒などの侵入を防ぐことができます。
さらに虫や小動物を防ぐためにはこの高窓に網戸を設置しておくことで、高窓を開放したまま出かけることができるようになります。
庇がある場合は通常の窓と違い、高窓のすぐ上に庇が来るので雨天の場合も開けておくことが可能です。

床下送風

伝統的な日本家屋は地面から床までの高さが90センチ程度あり、床板や床の裏側が乾燥していたのですが、最近の家は地面から床までが10~20センチ程度しかない場合も多く、このような家では地面からの湿気が床下に到達して床の裏側全体にカビが生えていることも珍しくありません。
そしてこのカビからの匂いは床上に到達したり、床と床の間や床と壁のつながり部分からカビが生えてきたりする原因になります。
このような場合は、床下に常時送風するタイプの換気扇(送風ファン)を設置することで床下を乾燥させて、カビの発生や悪臭の発生を防ぐことができます。
この床下換気で注意することは二点、床下には送風口(空気の取入れ口)だけでなく、排出口を用意することと、空気の取り入れ口は日照のある部分(南側など乾燥している場所)に設けることです。

天井裏換気

マンションなどでは床下に換気扇を設置することは通常できませんが、その場合は天井裏に換気扇を設置して常時稼動させることで自然換気と同様に、部屋の中や壁面の裏側を乾燥させることが可能です。
賃貸マンションでは不可能ですが、自分の所有しているマンションの場合は天井裏に換気扇がない場合でも、天井板の上部空間を利用してシロッコファンなどの換気扇を取り付け、マンション躯体の壁面部分に10センチ程度の開口を設けて、24h稼働させることができます。
なお、この方法は天井が低くマンションの躯体に天井材直貼りの場合は難しいですが、天井がマンションの躯体から離れた状態、和室で言えば透かし目天井や竿縁天井のような場合は天井面に吸気口を設けなくても天井の木材の間から空気を吸い込んで輩出することができます。
また、洋室の場合は天井に段差を付けた間接照明としてこの部分に吸気口を設けたり、カーテンボックスの中に吸気口を設ければ、インテリアの妨げになることなく換気して部屋のニオイを防ぐことができます。

空調換気扇を取り付ける

部屋に最初から換気扇が取り付けて取り付けられている場合は換気するときに窓や戸を開けることになりますが、夏場であれば熱い空気が、冬場であれば冷たい風が部屋に入ってくるため、せっかくの換気扇が使われていない場合があります。
このような場合は換気空調換気扇を使うことで部屋の温度を保ったまま寒気を行うことができます。
空調換気扇というのは換気扇の中に吸気と排気の2つのセクションがあり、この2つの間に熱交換器が入っています。
夏場であれば部屋の汚れた冷たい空気を排出するときに熱交換器で外の熱い空気の温度を下げて部屋の中に取り入れ、冬であれば部屋の中の汚れた暖かい空気を排出するときに外の冷たい空気を熱交換器で温めることで、部屋の中には暖かいきれいな空気が入ってくるようになるのです。